12 選挙を同時に行うための特例

第12章　まとめて選挙

第12章　選挙を同時に行うための特例

第13章　選挙運動のやり方

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第11章　追加の選挙は

同時にまとめて選挙

第119条

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次の選挙は同じ日に行うことが認められています。

• 都道府県議員の選挙と都道府県知事の選挙
• 区市町村議員の選挙と区市町村長の選挙

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区市町村の選挙管理委員会から同時選挙の届け出を受けた都道府県の選挙管理委員会は同時選挙を了解するか、しないかを決めることになっています。

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同時選挙となる場合、都道府県の管理委員会から告示をすることになっています。

同じ日に同じ会場で都道府県や区市町村の選挙を同じスタッフで行うことを《同時選挙》といいます。

たまたま同じ日に衆議院の選挙と参議院の選挙を行う場合は同時選挙ではなく、《同日選挙》といいます。

原文

（同時に行う選挙の範囲）

第百十九条

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都道府県の議会の議員の選挙及び都道府県知事の選挙又は市町村の議会の議員の選挙及び市町村長の選挙は、それぞれ同時に行うことができる。

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都道府県の選挙管理委員会は、次条第一項若しくは第二項の規定による届出又は第百八条第一項第三号若しくは第四号の規定による報告に基づき、当該市町村の選挙（市町村の議会の議員及び長の選挙をいう。以下この章において同じ。）を都道府県の選挙（都道府県の議会の議員及び長の選挙をいう。以下この章において同じ。）と同時に行わせることができる。

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前項の規定による選挙の期日は、都道府県の選挙管理委員会において、告示しなければならない。

都道府県の選挙管理委員会に同時選挙の届け出を

第120条

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任期満了を迎える区市町村議員や区市町村長の選挙については、その60日前までに区市町村の選挙管理委員会からその都道府県の選挙管理委員会に届け出をすることになっています。

任期満了以外の理由での選挙については、選挙をやることになった事情が発生した日から3日前までに届け出をすることになっています。

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区市町村の選挙を都道府県との同時選挙を行うための告示と同時に、区市町村の選挙管理委員会から都道府県の選挙管理委員会に同時選挙の届け出をすることになっています。

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区市町村の選挙管理委員会から都道府県との同時選挙についての届け出を受けたら、その3日目までに都道府県の選挙委員会は同時選挙とするかどうかの返事を区市町村の選挙管理委員会に通知することになっています。

原文

（選挙を同時に行うかどうかの決定手続）

第百二十条

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市町村の選挙管理委員会は、市町村の議会の議員又は長の選挙を行う場合においては、任期満了に因る選挙については任期満了の日前六十日までに、任期満了以外の事由に因る選挙については第百八条第一項第三号又は第四号の規定により報告する場合を除く外選挙を行うべき事由を生じた日から三日以内に、その旨を都道府県の選挙管理委員会に届け出なければならない。

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市町村の選挙管理委員会は、第三十四条の二第二項（同条第四項において準用する場合を含む。）の規定による告示をした場合においては、直ちにその旨を都道府県の選挙管理委員会に届け出なければならない。

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都道府県の選挙管理委員会は、第一項若しくは前項の規定による届出又は第百八条第一項第三号若しくは第四号の規定による報告のあつた日から三日以内に、当該市町村の選挙を都道府県の選挙と同時に行うかどうかを、当該市町村の選挙管理委員会に通知しなければならない。

都道府県からの了解の通知を受けとるまでは

第121条

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都道府県の選挙管理委員会から期限内に了解の通知を受けるまでは区市町村の選挙管理委員会が勝手に同時選挙とすることはできません。

しかし通知の期限を過ぎても都道府県の選挙管理委員会からなんの音沙汰もない場合、区市町村の選挙管理委員会の判断で同時選挙とすることもやぶさかではありません。

原文

（選挙の同時施行決定までの市町村の選挙の施行停止）

第百二十一条

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市町村の選挙は、前条第三項の規定による通知があるまでの間は、行うことができない。ただし、同項の期間内に通知がないときは、この限りでない。

同時選挙の投票や開票の順序は

第122条

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区市町村長選挙と区市町村議員選挙での同時選挙を行う場合、投票や開票の順序は区市町村の選挙管理委員会が決めます。

都道府県知事選挙と都道府県議員選挙での同時選挙を行う場合、投票や開票の順序は都道府県の選挙管理委員会が決めます。

区市町村と都道府県に関わる同時選挙を行う場合、投票や開票の順序は都道府県の選挙管理委員会が決めます。

原文

（投票及び開票の順序）

第百二十二条

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第百十九条の規定により同時に選挙を行う場合における投票及び開票の順序は、同条第一項の規定による場合にあつては当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会が、同条第二項の規定による場合にあつては都道府県の選挙管理委員会が定める。

同時選挙の特有の決め事

第123条

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同時選挙を行う場合、投票者はそれぞれの選挙で1票ずつ投票します。

同時選挙の開票では、開票立会人が同じ開票所でそれぞれの選挙の立ち会いを掛け持ちすることが認められます。

同時選挙に関して投票や開票の進め方は上記以外には単体で選挙を行う場合と違いはありません

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同時選挙の会場で間違いの無いように投票をするための方法や掛け持ちで開票立ち会いをするための詳しいことは政令で規定されています。

原文

（投票、開票及び選挙会に関する規定の適用）

第百二十三条

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第百十九条第一項又は第二項の規定により同時に選挙を行う場合においては、第三十六条及び第六十二条に規定するものを除く外、投票及び開票に関する規定は、各選挙に通じて適用する。第百十九条第一項の規定により同時に選挙を行う場合において、選挙会の区域が同一であるときは、第七十六条に規定するものを除く外、選挙会に関する規定についても、また同様とする。

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前項の場合において必要な事項は、政令で定める。

繰り上げ日程は都道府県の選挙管理委員会が

第124条

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同時選挙になったことにより、離島や交通の不便な場所で投票日を繰り上げる場合、その日程は都道府県の選挙管理委員会が決めます。

原文

（繰上投票）

第百二十四条

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都道府県の選挙と市町村の選挙を同時に行う場合においては、第五十六条の規定による投票の期日は、同条の規定にかかわらず、都道府県の選挙管理委員会が定める。

合同選挙の投票ができなくなっても

第125条

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都道府県の選挙と区市町村の選挙の同時選挙が災害や事故が原因で投票ができなくなったとしても、そのまま選挙を終了することはありません。

投票の機会を確保するため都道府県の選挙管理委員会によって代わりの投票日が設定されます。

改めて投票日が決められたら、少なくともその2日前までに選挙管理委員会によって告示されます。

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都道府県との同時選挙で災害や事故が原因で投票ができなくなったら、区市町村の選挙管理委員会から選挙長を経由して都道府県の選挙管理委員会にその状況についての届け出が行われます。

原文

（繰延投票）

第百二十五条

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都道府県の選挙と市町村の選挙を同時に行う場合において、第五十七条第一項に規定する事由を生じたときは、都道府県の選挙管理委員会は、同項の規定の例により更に投票を行わせなければならない。

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前項の場合においては、市町村の選挙管理委員会は、都道府県の選挙の選挙長を経て都道府県の選挙管理委員会にその旨を届け出なければならない。

同時選挙の候補者が一人だけになったら

第126条

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都道府県知事や都道府県議員の選挙と区市町村長選挙の同時選挙を予定していたのに、途中でお亡くなりになったり、立候補を断念したために区市町村長の候補者が一人だけになってしまったら、区市町村の選挙管理委員会は取り急ぎ都道府県の選挙管理委員会に報告をしなければなりません。

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同時選挙を予定していた都道府県知事選挙と区市町村長選挙でともに途中でお亡くなりになったり、立候補を断念したためにどちらの選挙の候補者も一人だけになってしまったら、都道府県の選挙管理委員会はいったん投票日を延期して、最後に候補者が一人になった方の日付から7日後までに仕切り直しの同時選挙が行われることになります。

仕切り直しの同時選挙の日程は投票日の5日前までに告示されることになっています。

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同時選挙の都道府県知事選挙や区市町村長選挙の候補者が一人だけになってしまった場合、上記以外のことで詳しいことは政令で規定します。

原文

（長の候補者が一人となつた場合の選挙期日の延期）

第百二十六条

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都道府県の選挙と市町村長の選挙を同時に行う場合において市町村長の選挙について第八十六条の四第七項に規定する事由が生じたときは、市町村の選挙管理委員会は、直ちにその旨を都道府県の選挙管理委員会に報告しなければならない。

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都道府県知事の選挙と市町村長の選挙を同時に行う場合において、都道府県知事の選挙について第八十六条の四第七項に規定する事由が生じ、かつ、市町村長の選挙についてもまた前項の規定による報告により同条第七項に規定する事由が生じたことを知つたときは、都道府県の選挙管理委員会は、選挙の期日を延期し、その報告のあつた日（二以上の報告があつたときは、最後の報告のあつた日）から七日以内に、選挙を同時に行わせなければならない。この場合においては、その期日は、少なくとも五日前に告示しなければならない。

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第百十九条第一項又は第二項の規定により同時に選挙を行う場合において、地方公共団体の長の選挙について第八十六条の四第七項に規定する事由が生じた場合に関し必要な事項は、前項の規定に該当する場合を除くほか、政令で定める。

同時選挙でも無投票になる場合

第127条

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都道府県知事や区市町村長に関する同時選挙の予定が決まっていても、候補者の人数が1人しかいない場合は無投票でその候補者が当選となります。

都道府県議委員や区市町村議員に関する同時選挙の予定が決まっていても、候補者の人数が議席の数を超えない場合も無投票で候補者全員が当選となります。

原文

（無投票当選）

第百二十七条

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第百十九条第一項又は第二項の規定により同時に選挙を行う場合において、第百条第四項に規定する事由が生じたときは、当該選挙に係る投票は、行わない。

第128条

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第13章　選挙運動のやり方

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第11章　追加の選挙は

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